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ゼオライト ZeolitNEWS&FAQ

ゼオライトとは?

ゼオライトとは強熱すると、含まれる結晶水が急激に膨張し、ふくれて水蒸気を出し、沸騰するように見えることから、ギリシャ語で「ゼオ(沸騰する)」「ライト(石)」と名付けられ、日本では沸石と呼ばれています。

結晶中に空洞を数多くもつ多孔質の物質で、この構造により、様々な物質を結晶構造の中へ取り入れたり、或いはまた、その結晶内の物質と結晶外の物質と交換し合うという性質が有ります。

また、脱水によってゼオライトの持つ特有の性質をいかすことができ、 結晶構造が破壊されることなく、水分があった箇所はそのまま空隙として残り、スポンジ、海綿、蜂の巣のような構造となり、この空隙に再び水分やガスを吸着、交換することができます。

さらに吸着剤としては、活性炭の数十倍の能力があり、脱臭・除湿(調湿)・保温・抗菌など数々の優れた特性で、様々な分野で使われ、注目を浴びています。

ゼオライトの主な特徴

脱臭 触媒
その他、様々な用途に
使用できます
 抗菌  保温  除湿(調湿)

品質分析の結果はこちらにご覧になれます。

ゼオライトの特性を生かした利用方法

1.公害防止

天然ゼオライトは価格が極めて安く、しかも資源が豊富であるので、吸着・脱湿剤・イオン交換体・触媒等に利用することができる。

  • ゼオライトの吸着能を利用するもの

ガス吸着・分離剤・乾燥・脱水剤・触媒・脱臭剤・ゼオライトクロス

  • ゼオライトの延期置換能を利用するもの

用水排水処理剤(水質資源再生のためのアンモニウムイオンの除去)、濾過材(上下水として、鉄イオンの吸着)、養魚池水質改良剤、汚泥・糞尿処理等
  • ゼオライトの鉱物的特性を利用するもの

充填剤・農薬用キャリヤー、肥料固結防止剤に

2.耕土培養材として(農業向け)

アンモニア・カリ・カルシウム等の塩基は作物養分として不可欠のものであり、これら塩基の吸着保持力の大きい土壌ほどよい土壌と言えます。
ゼオライトを田畑に使う目的は「土壌改良」であり、その主な狙いは、科学的作用によるゼオライトの高い塩基置換容量(C.E.C)であり、これを土壌に客入することにより、土壌の塩基保持力を高め、酸性土壌を中和していきます。
いわゆる土壌の保肥力(肥もち)を良くすることでありますが、これと同時に粒状ゼオライトの物理的作用により、通水性・通気性を高めることができます。即ち保肥力と通気通水性の双方を同時に改善できるのです。従って、このC.E.C.の優劣性及びその安定性、並びに製品の粒度構成如何がゼオライトの優秀性と商品価値を決めるポイントといえるわけであります。

3.畜産用添加剤として

弊社は、ゼオライトを家畜特に牛及び豚の飼料に添加して給与し、消化機能の向上、飼料効率、発育の促進、肥畜期間の短縮、下痢・軟便の予防及び治療、整腸、貧血の予防、糞尿の脱臭等に役立てることを目的に開発しました。
この効能については農林省畜産試験場及び府県畜産試験場等における試験の結果、その成果の顕著なことが認められております。
この製品は牛・豚用の動物用医薬品として、昭和49年6月21日「農林省指令49畜A第2632号」にて製造承認を受けた本邦唯一のゼオライト製品であります。
さらに昭和49年1月1日より飼料原料として使用することを農林省より承認されておりました。
その後薬事法の改正により医薬品という名称は使用されなくなりましたが、家畜用の飼料添加剤では現在でも広く使用されております。

最近の主な活用方法として

東日本大震災により大きな被害が出ましたが、その中でも原発事故の影響による、セシウム放出問題は今後も永く影響を及ぼし続けています。
ゼオライト1kg(CEC 160meq/100g)でセシウム(Cs:原子量133)の最大吸着量(理論値)は

133 X 160(1000÷100)=212800mg(212.8g)

ゼオライト1kgでセシウム212.8gも吸着できる理論値です。
(※備考:実際には吸着させる環境影響(雰囲気)により下がります。)

  • 1.0%有効であれば2.128g/kg
  • 0.5%有効であれば1.064g/kg
  • 0.1%有効であれば0.21218g/kg
  • 0.01%有効であれば0.021218g/kg
という吸着試算できます。

ゼオライトはアンモニア(NH4:原子量18)をよく吸着(28800mg/kg)しますが原子量の大きいセシウムであればアンモニアの7倍以上吸着する計算です。

また、ゼオライトの陽イオン交換優先順位は下記のとおりです。
Cs(セシウム)>Rb>K>NH4>Ba>Sr(ストロンチウム)>Na>Ca>Fe>AL>Mg>Li
上記よりゼオライトへの放射性物質のCs(セシウム)の選択係数は極めて高いことがわかります。
また、放射性物質Sr(ストロンチウム)の選択係数も高い傾向があります。


サン・ゼオライトの品質分析結果はこちらにご覧になれます。

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